こども(発育期)の栄養補給
生まれた直後の新生児から、乳幼期、幼児期、学童期までを小児といい、旺盛な成長過程にあります。この時期に栄養が不足すると、その後の成長や発育に重大な影響を及ぼします。栄養障害が脳の発育にも多大な影響を及ぼします。一方、小児の摂取能力や消化・吸収機能は発達中なので、消化不良により不足することもあり、その結果成長が抑制されてしまいます。タンパク質、脂質、糖質のほか、ビタミン、ミネラル類を十分かつバランスよく摂取することが大切です。食べ物の種類を多くするといいです。
もっとも栄養を必要とする小学生から高校生にかけての成長期の栄養不足を起こしやすくなります。バランスの良い食事(主食・主菜・副菜)が摂れるようにを心がけましょう。過剰摂取や偏食・欠食は栄養バランスを崩してしまいます。家庭内の個食(孤食)、加工食品、ファーストフードの利用、朝食の欠食などが原因に挙げられます。アレルギーや生活習慣病などを引き起こすこともあります。また、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンEは摂取過剰に気をつける必要があります。