ツムラ清上防風湯は「清上防風湯」から抽出したエキスより製した服用しやすい顆粒です。実証タイプのニキビによく用いられています。清上防風湯の”清上”には、体の上部を清涼にするという意味があります。つまり、上半身、ことに顔の熱や炎症をさます作用が期待できるわけです。顔色のよい元気な若い人で、きれいな赤色のニキビが多いときに最適です。
にきびを改善させる清上防風湯には、生薬(しょうやく)と呼ばれる天然由来の成分が含まれています。これら生薬としては、以下の12種類が配合されています。
・防風(ぼうふう)・薄荷(はっか)・荊芥(けいがい)・連翹(れんぎょう)・黄連(おうれん)・黄芩(おうごん)・山梔子(さんしし)・桔梗(ききょう)・川芎(せんきゅう)・白芷(びゃくし)・枳実(きじつ)・甘草(かんぞう)。
主薬(主な構成成分)である防風は主に皮膚疾患に用いられ、発汗・発散作用があります。
思春期で悩まされる疾患の一つとして、にきびが挙げられます。また、顔や頭部に湿疹・皮膚炎を生じることがあります。これらは命に直結する疾患ではないものの、美容的に問題があったりかゆみに悩まされたりします。そこで、これら皮膚疾患を改善するために使用される漢方薬として清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)が知られています。
ツムラの清上防風湯はその中でも代表的なお薬となっています。