現在、ガスター10シリーズは、胃痛、胸やけにスーッとよく効く「ガスター10」、胃痛、胸やけにサーッとのんでスーッとよく効く「ガスター10<散>」、胃痛、胸やけに水なしでも服用できる口中溶解タイプの「ガスター10 S錠」、今すぐ取りたい胃痛、むかつきに優れた効果を発揮する1本飲みきりの液体タイプ「ガスター10内服液」が発売されています。
ガスター10は胃の症状の原因となる胃酸の出過ぎをコントロールし、胃粘膜の修復を早める薬で、胃酸中和型の胃腸薬とは異なるタイプの胃腸薬です。
1983年より錠剤型がガスター(Gaster)の名称で医療用医薬品として日本で発売開始されました。同時期より流通していた海外製品のシメチジンやラニチジンと効能は同等ですが国内メーカーの製品であるため広く流通していました。散剤のガスター散およびOD錠型のガスターDと、重症者向けのガスターがあります。1993年には内用薬が、1999年には注射剤が日本薬局方に指定されています。
ガスター10シリーズの主要成分はファモチジンになります。この成分が胃炎や胃潰瘍に効果を現します。
ガスター10は「胃痛・胸やけにスーッとよく効く」がキャッチコピーで、シーンに合わせて4つのタイプから選ぶことができます。
直径わずか7mmと小さいサイズで飲みやすい錠剤タイプの「ガスター10」。それから、サーっと溶けて清涼感のある散剤が魅力の「ガスター10<散>」。このほか、外出先でも水なしで服用できる口中溶解タイプや、サッと飲める液体タイプの「ガスター10 内服液」などがあります。
ガスター10の効果・効能は、胃酸の影響による胃痛、胸やけなどの症状の改善です。ガスター10が胃痛に効く理由は胃酸の出すぎによって、胃の粘液層が破壊されている状態から胃を守り、胃酸の分泌を抑制してくれることで症状が改善されるからとのことです。
効果の発現には、服用後に約30分がかかり、作用持続時間は約8時間とされているお薬です。